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カナダにいます (11/07/28)


サポートライダーのダイキです。現在ウィスラーに滞在中です。自分の運営するMTBキャンプが無事に終了し、ようやく休養が取れました。と言っても半日は乗っていたんですけどね。先日開催されたクランクワークスの目玉競技であるスロープスタイルのレポートが出来たのでここにも載せておきますね。

今から9年前、世界で初めて開催されたスロープスタイルがウィスラーで開催され、その時のイベント名が「JOYRIDE」と言う名前でした。加納慎一郎と一緒に300万画素のデジカメ片手に興奮して観ていたのを思い出します。そして今年もここウィスラーのCRANKWORXでスロープスタイルが開催され、その名は「RED BULL JOYRIDE」。その時と同じ名前。スロープスタイルも時代を1周したのかなと言う感じでトリックやコースも変化し観客数は何倍にも増加。シーンの歴史を肌で感じれるのはとても幸せな事。

今年のコースは「Monster Energy」から「Red Bull」にスポンサーが変わりコースも一新。ダートジャンプ系、ノースショアー系、ビッグマウンテン系と様々なスタイルのライダーが自分の持ち味を発揮出来る様なコースが完成する予定でした。フリーライドの各ジャンルのライダー達がミーティングを重ね最高のコースが出来るはずでしたが。。。蓋を開けてみればダートジャンプ系ラインが一本だけ。各ライダーのブログやFBではかなり不評の様でした。

コースを見れば一目瞭然。小さめのジャンプにドロップオフとクオーター。ダートジャンプトリック系のライダーが断然有利のコース。事前の情報ではみんなハードテールで出るのではないかと言う噂も。

そして競技当日。確かにセクションは小さめでラインは一本しかないが、各ライダーのパフォーマンスは言葉で言えば、マジでハンパない。若者言葉で言えばマジパネー。この約10年間のトリックのレベルの進化は相当なものだとつくづく思いました。ラコンデギーのダブルバックフリップ、モンゴメリーのスーパーマンフリップ、転倒がなかったら誰が勝ってもおかしくない程。ビックマウンテン系のベアークロー、カート・ソーギー、ガルビッチのゴーイングビッグなスタイルもセクションは小さかったもののスタイルが出てたし、かなりクールでした。

でもやはりトップ3のトリックは別格でしたね。2位のジンクは勢いと上手さが際立っていました。バックフリップ、フロントフリップ共に安定していて、ヒップでの450は相当ヤバかったです。優勝したウィスラーロコのセメナックはファーストランのフリップウィップで転倒した時は誰もがダメかと思いましたが、セカンドランではパーフェクトな文句無しのランを披露。360エックスアップドロップから360バースピン、フラットスピン、バックフリップウィップとすべてのセクションで抜群の安定感。この競技を良く知らない人が見たら、あまりにもスムース過ぎて簡単に出来てしまうんじゃないかと思ってしまうくらい。去年優勝候補と言われ、まさかの転倒を喫し、その後のシーズンを棒に振ってしまった去年の悪夢を全て拭い去るような完璧なランでした。

今大会のダークホース的存在だったのが3位のアンソニー。なんと予選1位で上がって来て決勝いきなりの3位!!若干15才のガキンチョながら超安定したテールウィップを武器にイケイケの走りで会場を沸かせました。Morpheus というアメリカのバイクに乗っているのですが、現在FMBランキング8位でMorpheus のファクトリーライダーであるMitch Chubeyより目立っちゃってます。セカンドランで意表を付いたフロントフリップドロップはまさに衝撃的。あのタイミングで技を変えてくるとは誰が予想したでしょう。しかもリップの無いフロントフリップは難易度かなり高し。転倒してしまったヒップでのハイエアーも誰よりも高く飛んでいました。彼は今シーズンいきなり頭角を現し始めていて個人的にも大注目していたライダーでした。

こんな感じで今年のスロープスタイルが終わりましたが、コースの評判はどうであれ盛り上がった事には間違いなく今後もMTBのグラビティー系種目の1つとして間違いなく発展していくことでしょう。セクションを小さくしてトリック重視にする事で、ショー的要素が強くなり今後も今の流れが主流になる事は自然な流れかもしれません。CSCで開催出来たらな~。

さて明日から休む暇なくカムループスへ行って来ます。